「超常現象」について

友人のブログで「超常現象というものが本当に存在するのか否か」という面白い一文を発見した。よくよくこの命題を考えてみるとおかしくないだろうか。意味をよくよく考えてみたい。

 「超常現象」とはまず常軌を逸していないといけない現象であるはずである。それは単なる常識的な現象を超越したものであるとするのか、それとも科学的に立証できないものとするのか。いろいろと考えることができる。

そしてそれが「本当に存在するのか否か」というのがこの命題である。つまり「超常現象」というかぎり、それが「本当に存在する」と論証されるとまずいのではないのではないだろうか。「本当に」というのが現実の現象として存在するものなのとしてなのか、それとも科学的に論証されるのか、という問題はあるにしても。

私の立場は明確である。「超常現象は信じないが、超常現象はある」と思う。たとえば「美」がそれにあたる。「美」は嗜好するものであって、それは信じるものではない。たとえばデュシャンの大ガラスは超常現象のひとつである。

信じるとはどういうことか。それは「期待が欺かれない」ということであり、確率論の問題ではないだろうか。確率的に高いものであれば、信じれるし、低いものであれば信じることができないだろう。

とはいえばばかばかしい問い掛けも楽しいものである。そこに人のたのしみはある。

●マルセル・デュシャンを理解する??
Making Sense of Marcel Duchamp

2006-12-15

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