Archive for 8月 2004

 
 

ひきこもり

ひきこもり、というのはあまりいい印象はない。
ただ、いまの時代、ひきこもることも必要かも知れない。

ぼくの二十代前半の時は、本当にひきこもりの毎日だった。
ときどき「声がでたっけ?」とアホなことも普通に思っていた。

人間は孤独では生きていけない性があるけれども、
孤独は時には、人についたさまざまな足枷を落としてくれるものだ。

〆切まであとちょうど一週間。

そこで今日から引きこもることにした。
といってもぼくがいるところは、日本唯一のチベット仏教寺院。
だからいろんな人が沢山やってくる。

日本人だから、愛想よく「こんにちわ」などと言わなくてはならない。
自分では愛想よくいっている積もりなのだが、人から見ると愛想が悪いそうだ。
これは何とも悲しい努力ではないか!

とりあえずこの週末はなるべくコミュニケーションを少なくして、
明日、明後日は「愛語」の精神でいこう。
そして論文には、ことばの力をふりしぼらなくてはならない。

明日は、ターラー菩薩に曼荼羅を捧げる法要がある。
現在、カーラチャクラのため人員がいないので、ぼくもいちおう読経する。

ターラー菩薩はすべての仏の活動の象徴である。
今日テレビでやっていたアフリカにいる、イチジクと歩む小さなハチにも、
平安をもたらしてくれるはずだ。

論文がターラー菩薩のご加護で何とかできて、
他の人にも意味のある論文となりますように、
せめてそのことだけはお願いしておこう。

今晩は、もうすこしだけ論文を書いて、
ツォンカパも日常的に読経していたと言われる、
『文殊師利吉祥名義経』を唱えてから寝ることとしよう。

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