自業自得顛末記

いまの心境をつづってみよう。

いままで何十年も使ってきたガラケーをスマホに変えたいという人がいる。これから何年も使えるものがいいというので、最新式のiPhone XSを納品する。これから何十年も使えるものを納品するわけだ。お金もちなのでスマホの代金はびしっと払ってくれる。

いいお客さんだなと思うので、ついでに過去のデータを移行してあげるサービスは請け負ったので、データはなるべく移行したが、ふたをあけてみると次から次へと出てくるので、最初は1000レコードくらいかと思ったら5000レコード以上既存のデータがあり、全部移行できていない。しかもデータ移行中にもどんどんデータは増えていく。とりあえず夜中にデータの移行を何日もかけて行う。バッファーオーバーでサーバが止まってしまうので、何日も徹夜する。

コンビニとスーパーのお惣菜しか食べない日々は続く。リバウンド万歳!なんせお客様は神様だ。彼らは難しいことは分からなそうなので、とりあえず一番いいようにしておこう。スーパーで「袋ください」しか実際の会話をしない日々が続いた。

iPhone XSを納品してみると「ボタンがいっこも無いじゃないですか!」「私の住所録はどうなったんですか!」「GIFアニメができないじゃないですか!」「FLASHみれないですよ」「デコメができなくて困ります」「文字を入力するキーボードが多すぎわかりにくいので、なんとかしてください」「昔買ったゲームができなくて困ります!」と言われる。

まぢか。そりゃ元データが整合性がなければ、完全なデータなんてできないよ。もともとガラケーカスタマイズしすぎだろう。当たり前だけどiPhoneだと最初からできない設定なのだ。

「みんながやってるFacebookやInstagramでもスマホになったことを宣伝したいので投稿を増やしてください」「このiPhoneとAWSで運用しているODBCデータベースと自動的に連携するようにしてくださいよ。」「お金が沢山入ってきて仕事が増えて困るんですよね、もっと私たちの仕事が少なくなるようにしてくださいよ」「そんなケチくさいことは言わず改造してくださいよ」と言われるが、iOSを不正改造 (「ジェイルブレイク」「脱獄」)するのは危険なのでやりたくない。しかもタダでやれというが嫌だ!無理です。危険です。

「せっかくiPhoneXSにしたのでもっとお金稼ぎたいんですよね。」「お金がつくる仕組みをつくってくれたら、お金が入ってきた後で追加料金はお支払いしますよ」「今年はiPhoneXSにするだけでもう予算なくなったので、来年払いますのでFacebookやInstagramの投稿などは今年は払えませんがやっといてくださいね」と言われる。

わかりました。あなたたちにはiPhoneは要りません。みんなガラケーが大好きなんでしょう。もらったお金も返しますので、ガラケーに戻ってどうぞご自由にお使いください。私はもう本当に疲れました。森のなかでひっそりとお経でも翻訳しながら暮らしますよ。

「すべての煩悩を起因とする行為の結果は苦しみにほかならないというのが聖者にとっては事実である」(苦諦)

釈尊の教えは素晴らしい。逆境を善業へと変えることは大事なことだ。

2018-12-14

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