Last Updated: 2009.08.31

民主党政権は、10月に法王を官邸に招けるか

民主党政権がようやく誕生したようだ。自民党はいきおいがなさすぎたが、ここまでいくとは思わなかった。そもそも日本人はすべてヒステリックに反応するのが得意であるが、この現象はどうなんでしょうか、とも思う。まあひいき目にみても、解散の会見がさすがにあれじゃあ、この結果も仕方ない。選挙をやる前から敗北しているようなもんだ。

鳩山氏は、これまでも何度もダライ・ラマ法王と会見をもっている。これで総理になったのであれば、やはり官邸にダライ・ラマ法王をお招きして頂きたい。変な外タレとかわけのわからんおっさんを官邸に招いても意味がない。今回国民の政権交代への期待は大きかった。と同時に我々チベット支援者の期待も忘れないで欲しい。

先月もダライ・ラマ法王の誕生日の時に枝野議員が「チベットを支援する人は民主党に入れてほしい」とお願いしていた。人の誕生日会で選挙演説する品のなさと図々しさにはさすがに政治家だなと驚いたが、牧野聖修さんや五十嵐文彦さんという日本でチベット問題を考える議員連盟をやっている中心人物がやっと国会に復帰してくれて、今度は与党になったのである。

みなさんには600万人のチベットの人々の希望を叶えるという使命がある。初志貫徹してほしい。10月には法王は来日する。衆議院で法王が演説することを私は望んでいる。日本はいつまでもうこそこそしないで欲しい。

別に高速道路を無料にするのを実現できなくてもいい。ただ、ダライ・ラマ法王を官邸に招いて欲しい。名目は何でもいい、「友達」「ノーベル平和賞受賞者」いろいろ肩書きはいっぱいある。あんなに素晴らしい法王が「日本の政治家の立場もありますから」と遠慮深く会見で答えなければならない姿はもう見たくない。そしてそれを見ていて悲しい顔をするチベット人たちを見たくない。

民主党も与党になったら急にチベット問題はできないとはいわないで欲しい。新しい政権というのは新しい先例を作ることが大事である。 今日はそんな思いをする夏の終りであった。

http://www.hatoyama.gr.jp/journal/heart002.pdf