世界はすこしずつ変わるが時には大きく変わるようにみえる。
現在の感染症の世界的な流行は、さまざまな問題を表面化させて露呈させている。私たちは、いつもではあるが、今回もまた大きな岐路を迎えている。
長年進歩しないで、遅々とした生き方をしていても人生は終わる。多くの人々の生命が失われ、世界は悲痛にくれている。
いま世界に必要なものは、一体なんだろうか。それは新しい歌であろうか。新しい言葉であろうか。
おそらくそんなものではないと思う。これまで私たちが本当に大切にしておかななければならないが、それを見過ごしてきたものからはじまるのではないか。
死者の数は一体何を物語っているのだろうか。私たちには最近根本的な問いが課せられている。