Last Updated: 2006.07.18

アウトライン・プロセッサとサチェー(科文)

アウトライン・プロセッサというソフトがある。
昔はACTA 7であったが、最近はOmni Outlinerというソフトを使っている。
http://www.omnigroup.com/applications/omnioutliner/
MacOS Xで快適に動いている。なおかつチベット語も大丈夫というすぐれものだ。

すこし高機能で使いにくいが、訳あって、最近だんだん使いこなしてきた。というのも論文を書かなくては行けないのに、うまく進まないのでソフトを変えてみたりして気分転換しているからである。

むかし東洋文庫でツォンカパ全集のサチェーを作った時には、すべてACTA 7で作った。実はこのソフトがあったからこそ、あの本ができたわけだ。チベット仏教の思考法はアウトライン・プロセッサで行なう作業とほぼ同じような思考の流れをしている。

アウトライン・プロセッサで論文を書いていると、すこし進行状況がよくなってきた。TeXを使うのもいいが、やはりスマートではない。註を書くのには便利だが、やはりコマンドラインが見えるところが気にくわない。だからこのままアウトライン・プロセッサで書き続けることを決心した。

半日くらい頭を使えばアウトライン・プロセッサから組版して印刷するところまで自動化できるはず。とはいえ、いまはそこまでやる必要がないので、とりあえずどんどん書き続けよう。