Last Updated: 2008.05.26

生き埋めになったチベット問題

チベットで起こった大地震は「四川大地震」と名付られ、
悲しいかな日本人のチベット問題への興味をそらすのに好都合であった。

連休明けの胡国家主席の来日は日中友好モードをかもしだし、
その後、チベット問題は大地震によって文字通り「生き埋めに」なってしまったように見える。

ヒステリックな反応をしていた人は、とりあえず抗議活動ができないので、
もう終わったのだと思っているのだろうか。

島国の日本人にとってチベット問題は荷が重すぎるのだろうか。
日本から見たユーラシアやアメリカといった「大陸」は遠い存在であるが、
「大陸」から見た日本は非常に近い存在である。

そろそろ日本人もこのことを気付いた方がいいだろう。