チベットの人たちは時々、びっくりすることを話してくれる。
長年チベットのことを研究していてもまだまだ知らないことばかりだと思う。
どうも「人間は実は脱皮している」らしい。
最近ケンスル・リンポチェから聞いた話がこれである。
なおかつその皮は蛇にしか見えないそうだ。
アボに聞くとそんなのは普通に当たり前にチベットで言われていることらしい。
以前ジャトーリンポチェが「染み取り」の方法を教えてくれた。
満月の星がいっぱいみれる夜にほうきで
染みのある部分を掃くしぐさをして、誰か他の人に
「何をしてるんですか」って聞いてもらうらしい。
「染みをとっているんです」って応えるのを三回つづけるそうだ。
そうすると染みは消えてなくなるそうである。
やはりチベットのことはなかなか簡単には分からないと思うこのごろである。